在宅ワークの危険性

ネットを使った在宅ワークは、どこかの会社に行ったり、会社の誰かに直接会ったりすることは基本的にありません。
メールのやり取りから始まり納品完了までの一連の作業を、全てご自身のネット環境のみで片付けていきます。

自分の家で、自分のあいている時間を使って、自分のペースでお仕事できるのが在宅ワーク最大のメリットです。

でもその反面、会社の実態に触れることがありませんので、おかしい会社に接近しても気づくことが困難である一面もあり、お給料の未払いや、大きい額ではないにしろ、逆にお金を取られてしまうというようなトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。

私どもは気をつけて情報を載せているつもりですが、いざお仕事をされてみて、少しでも「おかしいな」と感じるところがあったら、どうかあなたの大切な時間とお金を守るため、深追いせず逃げるようにしてください。

詐欺をする人たちは、あなたが途中で逃げ出しても、追ってくることはありません。
彼らはあなたの「んー、おかしい気もするけど気のせいかな?」という純粋なところ、「これだけやったのにもったいないかも」とか、「もしかしたら次はちゃんとしてくれるかも」という切ない期待を利用して、あなたから貴重な時間とお金を奪っていこうとします。

以下のような仕事先に出会ったら注意をしてください。

  • お仕事をもらうために入会金や月会費がいる仕事先。
  • 納品しても納品しても修正ばかり言ってきて完了までなかなかこぎつけない仕事先。
  • お給料の支払いが遅れる。もしくは、「くれない」仕事先。
  • 保険などの名目で、小額でもお金を要求してくる仕事先。

上記のような仕事先は、詐欺か詐欺まがいの会社と見て間違いありません。

納品で揉めるようであればその仕事を最後に、お給料を払ってくれないならそれ以降の仕事の受注をすぐやめてください。「今辞めるとこれまでのお給料が…」、なんて考えて次のお仕事をしてみたところで、スムーズに支払ってくれることはありません。

入会金・月会費・保険などが必要になるお仕事先にいたっては問答無用、論外です。どんなにお給料が良いように見えても、結局支払った入会金や月会費に満たない案件しか回してくれもらえず赤字で終わったという話は残念ながらよく耳にします。

今起こっているトラブルは、必ず次回も起こるものだと考えてください。

顔の見えない人物を相手にお仕事していくのがネットを使った在宅ワークです。
それは受けるほうも、出すほうも同じこと。

お仕事をしてくれるワーカーさんが不安にならないよう、お給料の支払いは完璧に行い、どんな小さな額だとしてもワーカーさんに負担させることなく仕事を出す、それが発注元の義務であり必要なモラルであると私たちは考えます。